最近ではAppleのSiriさんをはじめとして秘書機能を持った対話型のアプリケーションソフトが数多く開発されています。
「WebAPIを利用して自分だけの相棒を作れないだろうか?」そんなどうでも良いことを思いつきました。
理想の相棒とは
SF映画の歴史を振り返ると、そんな理想とも思える相棒が数多く登場します。
HAL9000
「2001年宇宙の旅」に登場したHAL9000。ソフトな物腰で常に冷静な判断を下す頼りになる奴です。
ただし少々融通の利かない性格で、とある事情から自分が管理する宇宙船の搭乗員を皆殺しに掛かるという恐ろしい一面を持っています。
相棒としてはちょっと怖いかな。
###R2D2
「STAR WARS」で主人公のピンチに駆けつけ見事な活躍を見せる頼りになる奴です。
愛嬌たっぷりで世界中で愛されるキャラクターですが、独特の言葉(?)を話す為コミュニケーションをとるのが少々難しそうです。
###TARS
「インターステラー」に登場したちょっと辛口なトークが魅力のTARS、鈍重な見た目に似合わず主人公のピンチに颯爽と駆けつけ大活躍します。最大のピンチには献身的な漢気を見せる、最高に頼りになる奴です。
ただし体躯がアメリカンサイズで大きい為、日本で一緒に行動する事を考えると少々難しそうです。
###Samantha
「her/世界でひとつの彼女」に登場したSiriさんをモデルにした人工知能Samanthaさん。知的で気の利いたトークで主人公を魅了します。あらゆる面で理想的な心の癒しを提供する最強AIとも言えます。
ただしスカーレット・ヨハンソンさん声が少々セクシー過ぎます。「俺、人工知能に恋してるんだ」と語るホアキン・フェニックスさんの様に痛い状況になる可能性が高い為、相棒としては難しいかもしれません。
自分にとって理想の相棒とは…。なかなか難しいものです。
##理想の相棒
###Jules Winnfield
人工知能ではありませんが、やはり「理想の相棒」に相応しいキャラクターといえばサミュエル・L・ジャクソン演じる「ジュールス」以外にはありえないと思います。(偏見)
普段は与太話を延々と繰り広げながらも、情に厚く、時に知的でもあります。
しかしこと「仕事」においては冷徹かつ残虐。敵に回せば厄介な人物ですが自分の相棒としては心強くまさに「理想の相棒」に相応しい人物です。(やっぱり偏見)
こんな相棒が身近にいれば、クールでヒップな暮らしが出来そうです。
##つくってみる。
さて、そうしてサミュエル・L・ジャクソン風の対話型botをつくってみることにしました。
音声認識に関してはSpeech Recognition API
を利用すればいけそうです。(ただしブラウザはChromeとAndroid Chromeに限定されてしまいますが)
テキストスピーチはSpeech Synthesis API
で喋らせることができます。(これは以前 えっ、ブラウザが喋った!スピーチAPIを試してみたよ。【HTML5/Web Speech API】 - フタパパ で試したことがあるのでそれ程苦労せずにいけそうです)
まずは外見から作ってみました。
外見はHAL9000風にしたかったので、CSSアニメーションのサンプルを探してみたところ、Creating HAL 9000 with Pure CSS - OXP こちらに見事なコードが公開されていたので流用させていただきました。
ただ、サミュエル・L・ジャクソンらしくカラーを紫に変更しています。
##まとめ
前置きが長くなってしまいましたが、要は話しかけると「Mother F*cker」みたいな素敵な返事をしてくれるBotをつくってみる。というどうでも良い企画です。
クリスマスまでには完成させようと思っているのですが…。
(この記事つづく)