居間でちょっとブログを書いたりするのに重宝しているChromebookなのですが、一工夫することで立派に「開発マシン」として利用することも出来ます。

仮想環境にLinuxのOSを導入するのですが、試しに入れた「Ubuntu」が思いの外使いやすかったので紹介してみます。

Chromebookの開発者モード

アマゾンで一番安かったこの機種を使っています。

Chromebookには「隠しモード」ともいうべき「開発者モード」が存在します。この隠しモードを有効にすることでシェルコマンドを使用することが可能になります。

ターミナルもChromeブラウザ内に表示されるのが面白いところ。crouton という仮想化ソフトを利用することでLinuxのOSをダウンロードすることが可能になります。

Ubuntuの最新版でデスクトップは標準Unityを入れたのですが、ダウンロードに1時間半位掛かりました。気長に待ちましょう。

ダウンロードが完了し、$ sudo startunity で仮想化環境にUbuntuが立ち上がります。


以下のサイトを参考にさせて頂きました。

ChromebookにUbuntuをインストールする方法 - Chrome速報

ubuntu on Chromebook の日本語化 - chrome blog


ショートカットを利用して簡単にChromeOSとUbuntuOSとを切り替えることが出来ます。

Ubuntuで使える便利アプリ

「開発」といってもまあ、大したことをやるわけではなく、Raspberry Piをちょこちょこ弄るだけなのでそれ程多くのアプリは必要ありません。こんなものを入れてみました。

Node.js

Node.js

まずはこれが無いと始まりません。Ubuntuのapt-get でインストールするとかなりバージョンが古いのでnvm を利用してインストールすれば最新版をダウンロードすることが出来ます。

こちらを参考にダウンロードしたら上手くいきました。

Ubuntu でapt を使用してNode.js をインストールする3 つの方法(Ubuntu 15.04, Ubuntu 14.04.2 LTS) - Qiita

Ubuntu側でNode.jsのExpressで起動したローカルサーバー、例えばhttp://localhost:8000/ はChromeOS側でも開くことが出来ます。

Chromium

Chromium browser - Ubuntu app directory

デフォルトはFirefoxなのですが、Chromeの開発版のChromiumをいれてみました。バージョンは49なので最新版を利用することが出来ます。

ChromeOS側で利用するのと変わらず利用出来ます。もちろんChromeアプリやChrome拡張を利用することも出来ます。

Atom

Atom

使い慣れたエディタを利用することも出来ます。Chromeアプリで大概のことは出来るのですが、唯一テキストエディタだけは良い物がありません。

これは快適です。AtomはNode.jsとChromiumで出来ているそうですが、OSを問わず使えるのが良い所ですね。

Filezilla

Filezilla

FTP、SFTPは無料のこのアプリを利用出来ます。

転送速度がサクサクなのでMacのFTPアプリもこちらに乗り換えました。

Google Docs Fs

Google Docs Fs

Chromebook自体にほとんどROM容量が無いため(今時のスマホ以下の16GB)データはクラウド管理が基本になります。

GoogleDriveにマウント出来る無料ソフトが公開されているのでこれを使わせてもらいます。

ChromeOS側とこれで簡単にデータ共有が出来ます。

まとめ

さすがに「貧乏人のMac Book Air」 と呼ばれるChromebookさんです。

2万円ちょっとで購入したことを考えると素晴らしいコストパフォーマンスを見せてくれました。

仮想化デスクトップというとなんかもっさりした挙動を想像していたのですが、OSが軽量のためかサクサクと利用することが出来ます。

気になる方は是非。