先日購入した超小型コンピュータRaspberry Piを使った遊び方のご紹介をします。

Raspberry Piのセッティング

前回記事ではGoogle製の Coder for Raspberry Pi を利用して手軽にセッティングを行いました。

その後、Raspberry PiのOSなども試したくなり独自でセッティングを行い、無線LAN接続や音声の入出力まで出来るようになりました。

少々マニアックな内容になるのでQiitaにまとめましたのでご興味のある方は御覧ください。

  1. Raspberry Pi をMacでセットアップ忘備録 1 - 初期設定
  2. Raspberry Pi をMacでセットアップ忘備録 2 - 無線LANと接続
  3. Raspberry Pi をMacでセットアップ忘備録 3 - SFTPと接続
  4. Raspberry Pi をMacでセットアップ忘備録 4 - USBスピーカーと接続
  5. Raspberry Pi をMacでセットアップ忘備録 5 - USBマイクと接続
  6. Raspberry Pi をMacでセットアップ忘備録 6 - VNCでリモートデスクトップ

私は少々時間が掛かりましたが、PCを自作したことのある方ならそれ程難しくないかもしれません。

ともあれサーバーとしてだけはなく、超小型PCとして利用出来るようになりました。

Raspberry Piに追加したもの

Raspberry Pi本体から音声の入出力をさせるためにUSBマイクとスピーカーを購入しました。GPIO (汎用の入出力端子)を利用することも出来ますが今回は手軽に利用出来るUSB接続のものを利用することにしました。

これでキーボードマウスとモニターがあればパソコンとして利用出来ますが、専用のものを購入するのも勿体無いので今回はiPad miniをキーボードマウス・モニター代わりに使ってみます。

SSH接続

Raspberry PiをiMacでセッティングするのにあれこれ試しているうちに外部PCにリモート接続するのもようやく慣れてきました。

iPhone/iPad向けにSSH/SFTP接続出来るアプリがあるので、今回はそちらを使ってiPad miniからRaspberry Piにリモート接続してみます。

WebSSH Pro - Best SSH / Terminal / Shell - iTunes

有料(記事時点600円)ですが多機能な為こちらを購入してみました。

ホーム画面右上「+」をタップし接続先を設定します。Raspberry Piのホスト名とユーザー名・パスワードを登録します。

このように登録されます。サーバーをタップしてSSHに接続します。

シェルコマンドの入力が可能になりました。

試しにRaspberry Piのデスク上に置いたmp3ファイルを再生させてみます。(ダウンロード済みのmpg321 というLinuxのパッケージソフトを利用します)

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$ mpg321 /home/pi/Desktop/osanpobiyori.mp3

再生されました。

こんな感じです。

この様にしてRaspberry Piの操作をiPad miniから行うことが可能になりました。

マイクに関しても同じ様にシェルコマンドから録音・再生が可能です。

SFTP接続

あまりiPhoneやiPadからファイル操作をすることはないと思いますが、アプリを使いSFTP接続することも可能です。

ホーム画面下、SFTPを選択しSSH接続と同様に設定します。

Raspberry piのファイルに接続されました。

リモートデスクトップ

VNC Viewer - iTunes

このアプリを利用してRaspberry Piからリモート設定された画面をiPadで表示できる様になります。

ダウンロード済みのLinuxのパッケージソフトtight vnc を利用してRaspberry Piより画面共有の指示を出します。

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$ vncserver :1 -geometry 1280x800 -depth 24

この場合はディスプレイ番号:1 で -画面1280X800ピクセル -色深度24ビット という指示を出しています。

SSHを通じて指示を出します。ランニングの表示があればリモート接続が可能になります。

「VNC Viewer」を立ち上げ、IPアドレスを入力します。

接続用のパスワード(Raspberry Piのパスワードではなく、tight vnc で設定した認証用のもの)を入力します。

接続可能になったら「Connect」をタップします。

リモートデスクトップ出来ました。

サンプルとしてRaspberry Piのデフォルトブラウザ「Epiphany」でSoundCloudにアクセスし、再生してみました。

Raspberry Piがサイトにアクセスし、スピーカーからストリーミング音源を再生したのが分かります。

まとめ

手の平サイズながらサーバーで使ったり、PCオーディオで使ったりと様々な利用が可能だと感じました。

まだまだ工夫次第で色々楽しめそうです。気になる方は是非。