デスクトップのMacやPCをメインで利用されている方でも、たまにノート型のものを使いたい事があると思います。外付けキーボードを付けたタブレットでは少々物足りない、けれどもサブで利用するのでそれほど多くの性能は必要ない。…さてどうしよう。

Chromebook買ってみた

そこで以前より気になっていたChromebook(Amazonで一番安いやつ)を買ってみました。購入時価格2万6千円程です。

【日本正規品】 ASUS ノートブック Chromebook ホワイト ( Chrome OS / 13.3inch / Celeron N2830 / 4G / 16G EMMC / 日本語キーボード ) C300MA-WHITEe

プラスティック筐体なので高級感は全くありませんが、画面が13.3インチでも薄さ2cm、重さ1.4kgということで持ち運びはしやすいように思います。

さて、このパソコンRAMが4GB、ROMが16GBしかありません。特典としてGoogleドライブが100GB無料で利用出来るので、データの保存はクラウドで行います。オフラインで利用できるアプリも一部ありますが基本ネット接続での利用が前提となります。

OSはChromeOSです。2年ほど前から米国で発売になり、メンテナンスの容易さと安価な価格により主に教育市場でシェアを伸ばしている、などというニュース記事をみて気になっていました。

2014年にはオバマ大統領がプログラミング教育のデモでChromebookを使ったことも話題になりました。

私が試してみたいレベルのことならこれで十分できるんじゃないかと思い、値段もそんなに高くないし試しに購入してみたという訳です。

実際に試してみて、「これは使いやすいな」と思えるアプリがありましたので今回は3つ程紹介してみます。

Cloud9

Cloud9 - Chrome ウェブストア

これはChrome専用アプリという訳ではなく、無料のWebサービスなのですが、Webベース(クラウドベース)でプログラミングの環境が使える優れものです。

クラウド最強エディタ「Cloud9」が、WordPressもブラウザのみでインスト・開発・公開が出来て無料! - シェアしたくなる最新のWebサービス・ITニュース情報をチェック! APPGIGA!!(アプギガ)

こちらの記事に使い方が詳しく紹介されています。なんとWordPress(その他node.jsやRuby on Railsなど - 注:この辺りの言語は難しくて良くわかりませんが)のプログラミング環境がワンクリックで作れてしまうのです。

WordPressのローカル環境を整えるあんな手間、こんな手間…それらがワンクリックで構築されます。さらにプレビュー画面のアドレスを利用してスマートフォンなどの実機で表示確認を行うことも出来ます。

試しにこのブログのテーマ編集はこれを使ってみました。無料ではワークスペースがひとつしか作成出来ないので注意が必要です。

Codeanywhere

Codeanywhere - Chrome ウェブストア

こちらも上記のCloud9と同様にChromeアプリではなく無料のWebサービスです。

Chromebookで利用できるFTPクライアントのソフトは限られており(私が見つけられなかっただけかも)幾つか試してみたのですが、私はこれが一番使いやすかったので紹介してみます。

サーバー情報(ホスト・ユーザー名・パスワード・ポート)を入力すればすぐ利用できます。編集用のエディタもシンプルで使いやすく感じました。

サーバーにアップロードしたファイルの修正はこれで簡単に行なえます。無料ではGoogleドライブやDropboxと連携出来ないのがちょっと辛いところ。クラウドストレージと連携させるのは月額2ドル掛かるようです。

Chromebookで利用するなら有料プランでGoogleドライブと連携させて利用するのが良さそうです。

追記:Dropbox、Googleドライブともにアカウント認証を行ったら参照・書き込みが出来ました。(バグかもしれませんが…)

Chromeリモートデスクトップ

Chrome リモート デスクトップ - chrome ウェブストア

ご存知Google謹製のリモートデスクトップアプリです。同一Wifi以外でリモートする際は有料になってしまうものが多いのですが、これは外部Wifiでの接続も無料で行えます。

デスクトップ画面を立ち上げておく必要があります。Chromebookからアプリを立ち上げ、事前に設定しておいたPINコードを入力すれば接続できます。

自宅のiMacに接続されました。トラックパッドやキー入力はほとんど違和感無く利用できます。(接続環境にもよると思いますが)

難点は1つ。Macの⌘キーが使えないためショートカットを利用する際、Mac側に新たに設定をしなければなりません。(コピーを「ctrl+c」で設定し直すとか)それだけが少々面倒です。

iMacでFinal Cut Pro Xを立ち上げて4K動画を編集する事も可能です。DRM制限の掛かった音楽や動画の視聴(iTunes上の映画や音楽など)の再生は出来ないみたいですね。

まとめ

ブログを書いたり、ちょっとしたプログラミングを試してみたりといった用途ならば、WebアプリやWebサービスを上手く利用することで結構便利に利用出来るかな、という感想を持ちました。

Chromeアプリで面白いものを見つけたらまた記事にしてみたいと思います。気になる方は是非。