なぜ人は脳に線をつなぎたがるのだろうか…。今回は本当にそんなどうでもよいことのまとめです。

ここ最近のIT技術の進化は目覚ましく、インターネットをパソコンやスマートフォンだけでなく身の回りのものに接続できるような製品が続々と現れています。

映画の中では更に進んだ未来を予見させる光景が今までも描かれてきました。ちょっとまとめてみます。

JM/公開:1995年/舞台設定:2021年

サイバーパンク(懐かしい響きだ…)の代名詞、ウィリアム・ギブソン原作のSF映画です。キアヌ・リーブス演じる主人公「記憶屋ジョニー」の活躍を描きます。

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この「記憶屋ジョニー」サーバーにアップロード出来ない機密情報を脳に読み込んで不正に各国に運び込む危険極まりない仕事をしています。

その記憶の容量実に80GB(!)なのに無理をして最高機密情報320GB(‼︎)を脳に詰め込んだからさあ大変。という感じで物語は進みます。

(今となってはSDカードに入れてこっそり運べよ!という感じですが…ASCII.jp:サンディスク、世界最大容量512GBのSDカードを発表)

悪役として北野武監督が役者として初めてハリウッド映画に出演したことでも話題になりました。

攻殻機動隊/公開:1995年/舞台設定:2029年

ご存知士郎正宗原作、押井守監督のSFアニメ映画。公開当初は海外での評価の方が高かったのを記憶しています。

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脳と脊髄の一部を除いて全身をサイボーグ化(擬体化)した主人公の草薙素子は、その後様々な作品に影響を与えました。

脳(脊髄)にプラグを差し込む描写の元祖ってこの攻殻機動隊だと思っていたんですけど、上記の「JM」と同年代の作品だったんですね。

1995年といえばWindows95が発売された年でした。SF映画でもインターネットに関わる設定が増えてきた年代でもあるのかもしれません。

マトリックス/公開:1999年/舞台設定:2199年頃

こちらのシリーズはもはや説明無用でしょう。コンピューターの反乱によって仮想現実に押し込められた人間たちの解放に向けた戦いを描きました。

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キアヌ・リーブス演じる主人公「ネオ」に突き刺すプラグもさらにごっつくなりましました。ウォシャウスキー兄弟(この頃は兄弟だった…)監督は攻殻機動隊をはじめとした日本のアニメーションや漫画からの影響を公言していました。

1970年代〜1980年代のディストピア映画の舞台は核戦争による荒廃した社会とか、全体主義による管理社会の悪夢とかそういった世界観が多かったですが、1990年代に入りこの様な斬新な世界観が登場しました。

クラウド アトラス/公開:2012年/舞台設定:1849年〜2346年

様々な時代を交差させながら輪廻転生を描く壮大なSF映画。あまりにも物語の構成が複雑すぎて、途中で考えるのをやめて、物語を感じながら見た記憶が…。

トム・ハンクス演じる主人公と伴に輪廻転生を繰り返すヒロインをハル・ベリーさんが演じました。

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こちらは文明崩壊後の2321年のヒロインです。劇中では特に触れられなかったのですが、眉間やこめかみに何やら配線が埋め込まれています。コネクタらしきものは首筋にあるようでした。

ここら辺の細かい演出はさすがウォシャウスキー姉弟(このころは姉弟になっていた…)という感じです。

未来の人類は当たり前のように脳に線をつなげているかもしれないな…と感じたのを覚えています。

どうでもよいまとめ

映画という表現上、有線をコネクタに差し込むものが多いですが(見た目の分かり易さは重要です)実際は無線で交信するようになるだろ…などと夢想してみました。(Bluetooth10.0とかそんな規格で)

あと、受信だけじゃなくて脳から無線で機械への指示を送信出来るようになったら、もう魔法だか超能力だかフォースだか分かんなくなっちゃいますね。

SF作家アーサー・C・クラークは「充分に発達した科学技術は、魔法と見分けが付かない。」と言ったそうですが、その内そんな事も現実になるかもしれません。